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 名神高速道路の八日市ICを出て西方向4km程度の近江鉄道の太郎坊宮駅の北方に「太郎坊宮 阿賀神社」がある。
 この駅の北側に太郎坊宮の一ノ鳥居が建っている。
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 北へと参道を進むと太郎坊宮が鎮座する赤神山の一風変わった姿が見えて来る。

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 更に近づくと山の全容が見える。

 赤神山は岩場で構成される山で、木々とのコントラストが絶妙で、神秘的な感じがする。
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 参道を更に進むと二ノ鳥居に達する。
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 その先は、石段を昇るか?、車で神社の境内下まで行くかの選択に迫られるが、今回は車で楽に参拝することにする。

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 車では祈祷殿前の駐車場まで行くことができる。 
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 神社の境内は下図のようになっている。

 祈祷殿からは石段である。
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 また、この駐車場の辺りからは、下に平野部を望むことができる。

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 この辺りは蒲生野と云い、古代、天智天皇の蒲生野の野行きのときに額田王が天智天皇(あるいは大海人皇子)に宛て詠んだ

  「茜指す 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」
で知られるところである。
また、この太郎坊宮の創建は極めて古い。
欽明天皇の時代に聖徳太子が創建したと云われる。
また後に、天台宗始祖の伝教大師が参篭し、50有余の社坊を建立したと云われる。
そして山岳信仰の霊地として多くの修験者が参篭した。
その修験者たちの守護神とされたのが「太郎坊の天狗」であり、現在も神社の守護神とされている。

その天狗が願かけ天狗として祈祷殿に祀られている。

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 この横から表坂の石段を昇り始める。
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 石段の横には十二支の石像も祀られている。
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 そして、ひとしきり登った左手に、拝殿が祀られている。

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 更にその上には夫婦岩がある。

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 その岩の間をすり抜けると本殿である。

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 本殿の祭神は、天照大神の第一皇子の天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)である。

 
 本殿に参拝し、帰路は裏坂である。
 石段の途中には七福神が祀られている。
 そしてその下には一願成就社が祀られている。
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 ここで一周が終了である。

 元の祈祷殿まで戻ったのであった。
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 八日市の町にて昼食である。
 食事処は元来た八日市インターまでの間にある。
 そして八日市インター近くにラーメン店の「ラーメン藤」を見つけたのであった。
 ラーメン藤は創業45年の結構古いチェーン店である。
 京都市内が本店であるが、この滋賀県内には多くの店を持っている。
 一度は行ってみたかったので、迷わず入店したのであった。
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 スーパーマーケットの一角にある店の様であるが、そのスーパーマーケットは廃業したようである。
 隣に一店があり、他には何も無い感じである。
 カウンターばかりで20席ぐらいの店である。
 客は7割程度、結構な繁盛具合である。
 メニューを見てみると、木炭焼豚ラーメンと云うのがある。
 炭火でチャーシューを調理しているとのことであろう。
 これをオーダーして、暫く待つことになった。
 10分ぐらい掛かった。
 やっとラーメンが運ばれてきたのであった。
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 チャーシューは、普通のチャーシューと少し違うようである。
 周辺がこんがりと焼けている。
 かと言ってその部分が固いというわけではない。
 柔らかいチャーシューである。
 他にトッピングは、モヤシ、青ネギである。
 スープはと云うと懐かしいコクのある醤油味である。
 しかしながら結構量が多い。
 ふうふう言いながら最後まで頂き、完食したのであった。
 昔懐かし、美味しい醤油ラーメンを頂き、店を後にしたのであった。