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滋賀県の東部を繋ぐ近江鉄道の駅「水口(みなくち)城南」の北部に水口城跡がある。
この城は、江戸時代の初期、三代将軍徳川家光が上洛の際の宿館として、幕府直轄地に小堀遠州を作事奉行として築城したものである。
その後、水口藩2万5千石が成立し、加藤氏の居城として明治維新まで続いたものである。
上図は本丸に入る橋が架かった出丸である。
門や乾櫓は移築再建されたもので、現在は資料館として活用されている。
更に城域の一部は近江鉄道の敷設地として使用されている。
遺構としては、堀と石垣のみであるが、近隣の町域は整備されていて、城跡の雰囲気が漂うところである。
本殿の祭神は、「大水口宿禰命」で、相殿に「大己貴命」、「素戔嗚尊」、「稲田姫命」が祀られている。
大水口宿禰命は饒速日命の六世の孫の出石心大臣命の子であり、祖母淡海川枯姫の縁により、この地に住まいしたと思われる祖神との説明がなされている。
また、本殿の左側には境内社の玉津米神社、右手には武雄神社が祀られている。
付近を探してみた。
神社の南の広い道路筋にラーメン屋さんが目に入ったので、早速訪れてみた。
「天下GO麺」というラーメン店である。
思い切って入ってみた。
内部はカウンター10席強の店である。
マスターと店員嬢が切り盛りしている。
券売機でラーメンを選ぶのであるが、それぞれのスープの種類には「・・・通麺」と云うのがある。
価格も安い。
「通麺って何ですか?」と聞いてみた。
「具はネギだけのラーメンですよ。かけそばみたいな…」
海老味噌の通麺を選んで、カウンターに座り、待つことになったのである。
5分くらいして通麺が出てきた。
先ずはスープ。みそ味に海老の深みのある甘さが混じっていて、飲みやすいスープである。
麺は中細のストレート、そんなに熟成されている感じではない。
普通のラーメンは、この上にチャーシューやメンマなどが乗っていて、その味も楽しむことができるが、これはこれであっさりと頂ける、美味しいラーメンであった。