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 大阪の難波に「金龍ラーメン」という古くからのラーメンチェーンがある。
場所は道頓堀の通りに大きな店が2つ、その御堂筋側の入口に立ち食い店が1つ、他にも幾つかあるようだが、まだ行ったことはない。
 ラーメン専門店がいつごろ出来たのであろうか?
京都辺りでは、戦後間もなくの創業の店があったり、屋台で営業していたりで比較的早くから専門店があったという話を聞く。
 大阪ではどうであろうか?
ラーメン店はあったにしても、ブーム到来では無かったから、知られていなかったのかも知れない。
大阪で専門店があまりないころに、金龍ラーメンと云うのが御堂筋と道頓堀の交差点の一つ南にあった。
今も当時のままで営業している。
変わったのは、建物の改修と職人とそして自動券売機ぐらいであろうか。久しぶりにこの店に行って見た。

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 券売機でラーメンかチャーシューメンのどちらかの選択となっている。
いつものことながら基本であるラーメンの方を選ぶ。
そして暫く待った。
 そんなに時間もかからずラーメンがでてきた。
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 白っぽいスープである。
豚骨ベースであろうが、鶏ガラも少しあるようである。
そして少し褐色がかっているのは醤油であろう。先ずは何もトッピングしないで頂いてみよう。
スープは素直な味である。
最近のラーメンの捏ね回した味に慣れているので、少し不足である。
麺はストレートの細麺、好きな麺である。

 カウンターの上にキムチや辛子ニラ、ニンニクが置かれている。
キムチはパスして、ニンニクを少々と辛子ニラをそれなりにトッピングしてさあ頂こう。
 ピリ辛ラーメンになった。
そしてニラも効いている。
しかし懐かしの味である。
最後まで美味しく頂いたのであった。

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折角だから、近辺を探索してみよう。

 道頓堀を入った右手に松竹座の建物がある。
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 大正期に建てられ、松竹映画の封切りや松竹歌劇団(OSK)の歌劇が中心の興行劇場であったが、平成になって建て替えられ、現在は演劇中心の劇場である。
今では道頓堀の演劇興行はこの松竹座しかない。
 この先の戎橋の南詰から東に向かう道頓堀は賑やかである。
 日本語と外国語が飛び交う。
キャリーバッグの旅行者も多い。
 「とれとれぴちぴち…」で知られる「かに道楽」がある。
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 更にたこ焼きの有名店「くくる」があり、行列も出来ている。
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 ここらあたりから通りを南へ入ると、もう一つのラーメン有名店「神座」の1号店があり、また近くには水かけ不動で有名な「天龍山法善寺」と法善寺横丁があるが今回はパスする。
 此処で引き返し、道頓堀川に架かる戎橋を渡ってみる。
橋の上からは、これも良く知られるグリコの看板が見える。
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 現在の看板は6代目でLED仕立てである。
看板をバックに記念の写真を撮る人が絶えない。この道頓堀の人出、大阪では1、2を争う賑やかさであろう。