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大阪市の南港咲洲’(さきしま)国際見本市会場で開催されているイベントに出かけた。
見本市会場インテックス大阪の1号館から5号館まで使われている大きなイベント展示会である。
あっちの展示ブースを見たり、こっちの展示ブースを見たりして、そして出会った知り合いと話し込んだりしているうちに昼時になった。
このような大きな展示会では昼食に苦労する。
会場建物の中にあるいくつかのレストラン食事処はそれなりの行列である。
また価格も街中より5割くらいの高めでもある。
行列をして高い物を食べるのは納得が行かないので、売店や屋台で売っている弁当がリーゾナブルと思っているが、弁当もそんなに数があるわけではない。
会場建物の中央に広場があった。
そこには10店程の移動販売車が並んでいる。
タコ焼き、お好み焼きを始め、鶏のから揚げや焼きそばなどを売る店である。
その中に「黒カレー」と云う店があった。
博多名物黒カレーとなっている。
今まで聞いたことが無かった。
黒い汁物は食欲は余りそそられない。
良く見ると「キッチンカー グランプリ受賞」とのステッカーも張られている。
勿論行列ができている。
最後尾看板の案内嬢に聞いて見た。
「どれくらいかかる?」
「ここからは5分位ですよ…」との答え。
「どれくらいかかる?」
「ここからは5分位ですよ…」との答え。
20人ぐらい並んでいるのに「5分とはいい加減な…」と思いながら、他に昼飯になるようなものも無さそうなので、並ぶことにした。
行列はなかなか進まない。
諦めると他の行列に並ぶことになる。
我慢して待つことにした。
やっと順番が回ってきた。
スタミナ焼き乗せの黒カレー大盛りを注文した。
直ぐに渡された。
スプーンも合わせて片手に持って、空いている椅子を探し何とか落ち着いたのであった。
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さて、頂いてみる。
黒カレーは博多のとんこつスープをベースに、24種類のスパイスをブレンドし、効かせていると云う。
色は真黒であるが、味はまろやかなカレーそのものである。
乗っているスタミナ焼きは少し厚めの豚バラ肉と玉葱を炒めて味付けしたものである。
少しずつ混ぜ合わせながら食べる。
スタミナ焼きはシャキシャキと濃厚である。
白ご飯とカレーと混ざり合うと絶妙に美味い。
大盛りであるので量は多かったが、完食した。
そして展示場へ戻り少し見学して、この日はお開きとしたのであった。
帰りに地下鉄のコスモスクエア駅の階上から大阪港を眺めてみた。
正面に夢洲(ゆめしま)が見える。
夢洲は大阪オリンピック誘致を前提として埋め立てしたと云われる。
オリンピックが無くなった今は、一部コンテナターミナルとなっていて、動物のキリンに見えるクレーンが林立する風景となっている。
また今後の用途としては、カジノを設置した総合リゾートの構想もある。
その右手が舞洲(まいしま)である。
舞洲は主としてスポーツ公園である。
野球スタジアムや体育館、それにJリーグのセレッソ大阪の練習フィールドが2面ある。
その他にも企業の物流倉庫、それにフンデルトヴァッサーがデザインしたアラビアのような塔を備えた大阪市のスラッジセンター、環境局清掃工場もある。
いずれも大阪の新しい用地として今後の活用が期待されるところである。
さて、余談である。
これらの港湾地区の埋め立て地であるが、南港咲洲、北港舞洲・夢洲を合わせると約1660ヘクタールもあると云われる。
大阪府は、一昔前は全国都道府県の面積最下位であった。
しかしこの埋立てにより、その座を瀬戸内香川県に譲ったと云われている。