1
先日は大阪市営地下鉄に乗って「難波」駅で途中下車したが、今度は阪神・近鉄線に乗って、「大阪難波」駅の途中下車である。
2009年に阪神西大阪線が大阪の難波まで伸延され、阪神なんば線となった。
そして近鉄奈良線と繋がれ、相互乗り入れが開始され、接続駅になって大阪難波駅と改名された。
奈良と神戸が私鉄がで繋がったのであるが、果たしてその利用者はどうなんであろうか?
少し気になるところではある。
そして近鉄奈良線と繋がれ、相互乗り入れが開始され、接続駅になって大阪難波駅と改名された。
奈良と神戸が私鉄がで繋がったのであるが、果たしてその利用者はどうなんであろうか?
少し気になるところではある。
丁度昼飯時であった。
前回は東西の通り千日前通りの南側へ行ったので、今度は北側、法善寺、道頓堀あたりを目指すことにした。
前回は東西の通り千日前通りの南側へ行ったので、今度は北側、法善寺、道頓堀あたりを目指すことにした。
大阪は食い倒れの街と云われる。
確かに高級そうな店から、一般庶民向けの店まで、多くの食べ物屋がある。
確かに高級そうな店から、一般庶民向けの店まで、多くの食べ物屋がある。
まず道頓堀へ行ってみた。
土曜日であったからか人が多い。
言葉も多い。
日頃聞きなれない外国語の方が多いような気もした。
日頃聞きなれない外国語の方が多いような気もした。
まず大阪名物「くいだおれ人形」、ビルの入口にあった。
次に「おおだこ」、強制移転させられ、道頓堀の通りに屋台を構えていた。
相変わらずの行列である。
KRラーメンも通りの両側にある。
次に「おおだこ」、強制移転させられ、道頓堀の通りに屋台を構えていた。
相変わらずの行列である。
KRラーメンも通りの両側にある。
「白そば」の看板があった。
信州そばと書かれている。
関西のそばに比べて、色が白いので白そばと云う言い方は、当たってると思う。
関西のそばに比べて、色が白いので白そばと云う言い方は、当たってると思う。
次に法善寺界隈に向かう。
まず水掛不動…。
まず水掛不動…。
緑の苔だろうか…?
すっぽり覆われていて、御尊顔を拝すことはできない。
すっぽり覆われていて、御尊顔を拝すことはできない。
串カツの店が何軒かある。
有名なDという店に既に行列ができている。
法善寺参道で、「かすうどん」の看板を発見。
これに決めよう…。
有名なDという店に既に行列ができている。
法善寺参道で、「かすうどん」の看板を発見。
これに決めよう…。
美味いとは聞いていたが、食べたことはない。
2
「KS屋」という店の支店である。
ガラス戸を開けて入ってみた。
店内は狭い。
カウンターだけの店で、10人で一杯か?
ガラス戸を開けて入ってみた。
店内は狭い。
カウンターだけの店で、10人で一杯か?
普通のかすうどんを頼んだ。
「おにぎりサービスが2個までありますが…?」
と云われたので、1個をお願いして、待った。
「おにぎりサービスが2個までありますが…?」
と云われたので、1個をお願いして、待った。
待つこと5分ぐらいか?
うどんとおにぎりが出てきた。
うどんとおにぎりが出てきた。
一見刻んだ油揚げをトッピングした「きざみうどん」のように見える。
先ず出汁、少々濃いめ。
しかし、脂が若干溶けていて、まろやかである。
しかし、脂が若干溶けていて、まろやかである。
「かすうどん」とは何か?
酒粕か天かす(揚げ玉)のかすかと思っていたがそうではない。
酒粕か天かす(揚げ玉)のかすかと思っていたがそうではない。
かすの正式名称は「油かす」と云い、牛の小腸、いわゆるホルモンを周りについている脂で揚げて、表面をカリカリにしたものということである。
カリカリの中はトロっとジューシー、うどん出汁とのマッチングは絶妙である。
カリカリの中はトロっとジューシー、うどん出汁とのマッチングは絶妙である。
おにぎりも食べながら、瞬く間に完食した。
大変美味しいものであった。
これがかすうどんか、と納得した。
これがかすうどんか、と納得した。
帰りに店員さんに聞いてみた。
「ホルモンを揚げているんですよね? 自家製ですか?」
「もちろん自家製ですよ…。しかしです。ホルモンを処理して、揚げるのは、匂いがきついんです。ここでやったら大変なことになるんです。だから、郊外のM市に、別に工場を持っていて、そこでやっているんです」
「なるほどね…。美味しかったよ…。また来るよ…」
「毎度、ありがとうございます…」
と店を後にした。
「ホルモンを揚げているんですよね? 自家製ですか?」
「もちろん自家製ですよ…。しかしです。ホルモンを処理して、揚げるのは、匂いがきついんです。ここでやったら大変なことになるんです。だから、郊外のM市に、別に工場を持っていて、そこでやっているんです」
「なるほどね…。美味しかったよ…。また来るよ…」
「毎度、ありがとうございます…」
と店を後にした。
3
余談であるが、この店のカウンターの中の青年料理人。
2人でやっていたが、うどんを出して一段落したら、中国語の練習をしていた。
先ほどの道頓堀やこの法善寺あたりは、かの国からの客は多いのであろうか?
2人でやっていたが、うどんを出して一段落したら、中国語の練習をしていた。
先ほどの道頓堀やこの法善寺あたりは、かの国からの客は多いのであろうか?
このかすうどんに使われる油かす、昔から南河内あたりでは、いろんな料理に使われて食べられていたようである。
それが、うどんで事業に乗り出したのは今から数年前と云われ、まだ10年も経っていない。
大阪の北部ではかすうどんはあまり見られない。
南部では専門店の他に、普通のうどん屋さんでも出す店があると聞く。
南部では専門店の他に、普通のうどん屋さんでも出す店があると聞く。
食品市場では新しいものである。
今後どう展開するのであろうか?
東京や札幌に進出している店もあるそうである…。
昔からあるホルモン焼き、岡山津山のホルモンうどん、博多のもつ鍋、そしてこのかすうどん、安価で美味しく、庶民には嬉しい。