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そろそろ昼になった。
昼食も兼ねて、次は芝大門に行こう。
 こんな時の昼は蕎麦である。
蕎麦を食べるときには良く行くチェーン店「KM蕎麦」があったので早速入った。
 注文はいつも決まっている。
かき揚げ蕎麦玉子入りである。
店は混んでいたが、その中でいつもの味を美味しく頂いたのであった。
 さて、芝大神宮に向かう。
芝大神宮はコンクリートで積み上げられて出来たような高台にある神社である。
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 全く都会的な中に佇む。
参道を歩き、正面の階段を登ると直ぐに拝殿・本殿である。
 この神社は平安時代の一条天皇の時の創建である。
伊勢神宮を勧請しているので、祭神は天照皇大神、豊受大神である。
また多くの境内摂社・末社があったが全て合祀されていて、大国主命や道真、頼朝、家康までも賑やかに祀られている。

お参りしてご朱印を頂き、そう広くない境内を巡ってみる。
有形民俗文化財の力石がツツジと共に置かれている。
都内には14個の力石が確認されているが、力士伝承を伴うのはこの神社の力石だけだそうである。

 芝を後に、今度は都営三田線に乗って白山に向かう。
白山の駅を降り地上に出ると、そこは白山神社への参道である。
 坂を上って行くと直ぐに白山神社に到着する。
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 この神社、主祭神は菊理姫命、伊弉諾命、伊弉冉命である。
縁結びや商談成立の神だそうである。
 この神社は平安時代10世紀の半ばに、石川県の霊峰白山に纏わる「白山比咩(しらやまひめ)神社」から勧請を受けて創建されている。
 将軍綱吉とその母桂昌院の崇敬が深く、徳川家の信仰厚かったそうである。
 それにしても境内は若い人の通り抜けが多い。
近くに大学でもあるのであろうか?
若者に付いて行って見たら、そこには東洋大学という大きな大学の南門があった。
白山キャンパスと云い、文系学部が集まっているところであった。
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 白山神社を後に、今度は品川神社に向かう。
都営三田線に乗り、2度地下駅で乗り換えて、京急の新馬場駅で下車する。
神社は北品川にあるのだが、北品川と云うのは品川駅のずっと南にある。
北品川と云う駅も品川駅の南側の駅である。
どうなってるんだろうか?
品川駅と北品川駅、それに北品川と云う住所地、地元の人だけにしか分からない感覚であろう…。

駅前を通っている第一京浜を西に渡ると品川神社の参道階段である。

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 鳥居には龍が彫られているのも珍しい。
階段を登り、まずは本殿にお参りし、ご朱印を頂く。
 この神社は、平安末期、源頼朝が海上交通の安全と祈願成就の守護神として、安房国の洲崎明神から天比理乃命(あめのひりのめのみこと)を勧請して祀ったのが始まりである。
当時は品川大明神と云ったそうである。
 この神社には面白い仕掛けがある。
それは富士登山ができることである。
富士塚という高い築山が作られていて、登って行くと〇〇合目という表示石柱があり、頂上に立てると云うものである。
登ってみた。
五合目あたりまでは階段であるが、その先は鎖の手摺り付の登山道である。
急坂で頂上までたどり着くと景色良く、ホットする瞬間である。
暫し休憩して、危険な坂道を下山したのであった。
 これで9社まで制覇した。
あと一つは北にある王子神社であるが、時間の余裕が無くなったので本日はここで終了とし、王子は次回までの持ち越しとする。
 東京10神社をネタに、地下鉄のミニ旅をしてみた。
今まで都営地下鉄には殆ど乗ったことが無かったが、今回は都営にも沢山乗った。
意外と観光には便利に出来ているとの実感である。
 あと一社を残すが、完了した時にはどのような御利益があるのであろうか?
楽しみにしておこう。