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 幾度かの姫路駅での途中下車となった。
姫路駅近辺には「ジャンボ餃子」があると云う。
 聞いてみると、駅前の地下街「グランフェスタ」にその店ありというので行ってみた。
案内図を見てみると地下街は幾つかの通りで構成され、都合6つの街区の呼称である。
その5番街にその店はあると示されている。
 店の名は「GZ候」と云う。
デパートや駅の構内で回転焼きの店として良く知られている姫路本社の店である。
この会社は本社姫路の近辺で、餃子とラーメンの店を展開していて、その一つである。
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 券売機で先ずはジャンボ餃子のチケットを購入した。
それだけでは昼には不足なので、併せて野菜担々麺チケットも購入した。
 席はカウンター12~3席ほどであるが、既に満席である。
暫く待たされ、空いた所へ案内されたのであった。
 チケットを渡して待った。
5分ほどしてジャンボ餃子が、その後、少しの時間差で担々麺が出てきた。
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 餃子は長細い。
普通の餃子の2倍強の長さである。

酢醤油辣油のタレに浸し、さあ頂いてみよう。
皮はモチモチとして、しっかりしている。
これだけ長いので、薄皮ではもたないのであろう。
中身は肉系である。
個人の好みとしては、もう少しニンニクが効いているとか、ピリ辛が効いているとかのパンチが欲しいところでもあった。

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 さて次は担々麺、スープから頂いてみる。
醤油系でアッサリしている。
少しの辛さはあるが、これも辛さ不足か…。
 具は、メンマ、ワカメ、モヤシ、キザミ葱、それにザーサイのみじん切りである。
ザーサイは好きではないので、スープと一緒に食べると何とかこなせた。
 麺は中太のストレート麺である。
スープが滲みて、これは抵抗なく頂くことができる。
 そして餃子も併せて、最後まで頂いたのであった。
 更に、これもついでであるので、隣接している回転焼き「GZ候」の販売所で、少量求めたのであった。
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 折角の姫路であるので、姫路城の近所まで行って見ようと、駅前から100円のループバスに乗った。
大手門バス停で降りたが城の前を素通りし、堀を介して西に隣接している庭園「好古(こうこ)園」へ、秋色の見物にと歩を進めた。
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 好古園は正式名称を「姫路城西御屋敷跡庭園好古園」と云い、江戸時代の初めの頃、藩主本多忠政が藩主下屋敷である西御屋敷と池泉回遊式の庭園を設けたのに端を発する。
 そして屋敷の南側には主だった家臣を住まわせた武家屋敷群を設けた。
そして江戸時代の後期には、更にその南側に、好古園の名前の由来となった藩校「好古堂」が設置されたのであった。
これらを一纏めにしたものが好古園のルーツである。
 好古園は近世になって大型庭園として整備されたもので、姫路城の世界遺産登録に伴って、開園されたという経緯を辿っている。
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 園内は9つの庭で構成されている。
そしてその庭々は、かつての武家屋敷割の遺構の築地塀等で仕切られている。
この種の庭園としては珍しい構成となっている。
 園内に入場し園内を巡ってみることにする。
先ずは藩主下屋敷跡の西御殿に向かう。
門に繋がる築地塀の上に紅葉したモミジが覗いている。

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西御屋敷は数寄屋造りの2棟の建物からなっていて、木製の橋で結ばれている。
そしてこれらの建造物が池泉回遊式の庭園を取り囲んでいる。
大きな滝もあり見事な庭園である。

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 また園内を散策中には紅葉した木の向こうの高台に西ノ丸の櫓を見上げることができる。
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姫路城西ノ丸と云えば、大坂の陣の時、大坂城落城間際に城内から助け出された家康の孫で豊臣秀頼の妻である千姫が、姫路城主本多忠刻(ただとき)と再婚し、住まいした所である。
その嫁入りを記念して造られたのが百閒廊下や化粧櫓であるが、この写真が該当するのかどうか、定かではない。

 9つの庭園を巡って退出である。
好古園の前にループバスの停留所がある。
暫くの間バスを待って乗り込み、姫路駅に戻ったのであった。