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 JR大阪駅や阪急、阪神、地下鉄の梅田駅の周辺は、日本各地の料理をその時の腹具合、懐具合に応じて味わうことができる。
今回、JR大阪駅の乗り継ぎで途中下車して、阪急電車のガード沿いにある稲庭うどんの店に行ってみた。
店の名は「SK」と云う。
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小奇麗な店構えで、内部は居酒屋風である。
昼間は2階のフロアーのみの営業とのことで、案内されカウンターに座ったのであった。

 2階は、厨房に沿ってカウンターが一列、そして数脚のテーブルである。
先客は5名程で空いている。
昼メニューのシートを見て、暑い日だったので、ざるの稲庭うどんを注文したのであった。
 すると店員嬢から、
「お昼には、炊き込みご飯か白ご飯のサービスがあります。どうしましょうか?」
との嬉しい話があった。
「それでは炊き込みで…」
と注文を完了したのであった。
 昼少し前であったので、厨房は昼食の準備で忙しいようである。
あれこれと手配の会話が流れてくる。
それを聞きながら10分ぐらい待ったところへ、トレーに乗せられた稲庭うどん一式が出てきた。
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 さすがにうどんは真っ白でピカピカである。
作り立てなので、瑞々しさも加わっている。
つけ汁には、白ネギと生姜、そして摺り胡麻を入れるようである。
そして小皿には「つゆむらさきのお浸し」そして「香の物」である。
 さて、頂いてみよう。
 蕎麦の要領で頂いてみる。
麺は見た目通りのつるつるシコシコである。
手延べなので多くの空気を含み、コシのある喉越しの良い麺で、能書き通りである。
しかし不満を云えば、小麦の味香が少ないことであるが、それは個人の好みであるのでとやかくは言わない。
 炊き込みご飯は、出汁が少し薄めである。
濃くすると、恐らくうどんが隠れてしまうという配慮であろうか?
 つゆむらさきのお浸しは、茎にネバネバがある。
ホウレンソウの様な苦みが無く、これはこれで美味しい。
 順番に食べながら最後まで美味しく頂いたのであった。
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 さて、食後の探索である。
JR大阪駅の北側部分はノースゲートビルと云い、多くのショップと共に、幾つかの癒しの空間が設けられている。
 先ずは駅のホームの真上の5階にあたる部分である。
「時空(とき)の広場」という。
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 ここからエスカレーターを乗り継いで11階の「風の広場」まで行くと、大阪府の北半分が180度展望できる場所となる。
真下には、元梅田の貨物駅であった北ヤードの第二期工事部分の更地を覗くことができる。
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 その場所から更に上に登る階段が見える。
「天空の農園」とあり、3階相当を登るようである。
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 登り詰めると花の回廊となっていて、その先「天空の農園」のゲートがあり、少し低いところに緑が広がっている。
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 農園であるので、季節に応じて色んな野菜が植えられている。
この時は、かぼちゃ、茄子、トマトなどが、また果物ではアンズが実を付けている。
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周囲には紫陽花も咲いている。

また季節に応じて、ブドウ狩りなどのイベントが開催されるとのことである。

 大阪駅は何度も訪れている場所であるが、まだまだ知らない部分が多いと感じた次第である。