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 JR大阪環状線の鶴橋駅で途中下車した。
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 鶴橋の国際的で、縦横に構成されている商店街の探索をするためである。
 鶴橋の駅は、西の方から道頓堀川の南側を平行に、難波、日本橋交差点、上本町と東へ延びている千日前通の南に隣接する駅である。
 この鶴橋の商店街は、主にはこの千日前通と近鉄電車の線路に挟まれたところにあり、JR駅の西側は焼肉食堂が連なる飲食街、東側は、アパレル・ファッションの店舗が並ぶゾーンと、韓国系の惣菜店が集積されているエリア、そして一般的な商店のエリアと、多彩な店舗群で構成されている。
 この鶴橋の商店街が作られたのは戦後のことである。
 戦後、駅の周辺に多くの露店商が集まり自然発生した「闇市」を起源とするとのことである。
 また集まった人々は、日本人も含め5ヶ国とされている。
 他の4ヶ国とは、大韓民国、朝鮮民主主義人民共和国、中華民国、中華人民共和国とされている。
 この鶴橋の商店街は、5ヶ国の人たちが、互助や親睦の精神で協力を続け、今日に至っているとのことである。
 先ずは千日前通を西へと移動する。なん軒かの焼き肉店があるが、普通の通りである。
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 しかし、店舗の間の路地を南へと入ると、それはもう焼き肉店のメッカである。
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 丁度昼時であったので、折角だから焼き肉店に入ってみることにした。 

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 どの店に入ったら良いのか分からない。

 また一人客を歓迎してくれる店があるのかどうかも分からない。
 店の前に出ていた店員嬢に聞いてみた。
 するとカウンターの店もあるとのことで、店中まで案内されたのであった。
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 その店の通りの反対側である。

 支店とのことである。
 鶴橋ホルモン本舗と書かれている。
 カウンターに腰を下ろし、とにかく注文をしておこう。
 昼であるので焼肉ランチが良いのだが、ゆっくり焼きながら食べるのは性に合わない。
 その結果、単品の「石焼ビビンバ」を注文したのであった。
 待つこと暫し、料理が出された。スープ付きである。
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 韓国料理の野菜の素材は良くは分からないが、大きな白菜キムチは分かる。

 それに生卵もありである。
 とにかくかき混ぜて頂くことにした。
 熱い料理である。かき混ぜると丁度良い温度となる。
 日ごろは食べない韓国料理を食べ切ったのであった。
 これら焼き肉店が多い駅西側の商店街は、鶴橋西商店街と云う。                                         
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 さて、商店街の探索である。
 JR駅の東側に移動する。
 鶴橋の商店街の主要部分は、北の千日前通と南の近鉄の高架線路の間に形成されていて、幾つかのエリアにも分かれている。
 先ずは千日前通から入り口のゲートを眺めてみる。
 駅に近い所が、鶴橋商店街振興組合(つるしん)である。
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 入ってみると、多いのはアパレル・ブティックの店である。
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 かなりの数である。

 韓国の惣菜の店が多いのではと云う先入観があったが、そうではなかった。
 しかし、近鉄南へと行くと、キムチなど韓国惣菜の店が連なるようにはなる。
 やはり鶴橋の特徴である。
 アーケードが縦横になっていて、その内に方向が分からなくなる。
 再び千日前の通りへ出て、東へと進んで、新しいゲートを探す。
 鶴橋本通(東小橋南商店街)がある。
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 ここから入ってみる。

 入り口あたりは、どの町の商店街とあまり変わらない店が並ぶ。
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 商店街は奥へと続く。

 鶴橋市場商店街がある。

 

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 更に、鶴橋卸売市場商店街がある。

 昼間なのであろうか、シャッターが閉まっているところが多い。
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 この辺りから、近鉄駅の改札口へ行くこともできる。

 商店街の中に突如現れる感じである。
 しかし、どのような経路を通ったのか分からなない。
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 本通商店街を南へと行く。

 キムチランドと云う新しそうな店もある。

 商店街のアーケードはまだまだ続く。

 長い商店街である。

 そして、出口となる。 

 この先、少し南下して、弥栄神社の前を左折すると、御幸森天神宮に出て、その傍の商店相「コリアタウン」へと繋がって行く鶴橋の商店街であった。