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 ここ最近は、盛り場・繁華街の探訪として、アーケードの商店街を訪問したりしている。
 大阪ミナミの中心街、デパートを併設する難波駅から和歌山市や高野山へ向けて南海電車が走っている。
 その大阪市内の幾つかの駅で途中下車し、駅周辺のアーケード街を訪ねてみた。
 先ずは大阪市最南部の「住吉大社駅」である。
 駅の東に住吉大社が祀られている。
 摂津国一之宮で、住吉四神を国宝の本殿4棟に祀り、全国の住吉神社600社の総本社でもある。
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 住吉大社駅の北西側に隣接して、商店街がある。
 神社の門前町の商店街「粉浜商店街」である。
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 北の「粉浜(こはま)駅」まで線路に平行する形の約500mのアーケード街である。
 飲食から日用品まで、各種の店舗が並ぶ商店街である。
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 粉浜駅から難波行きの電車に乗り、次の「岸里玉出(きしのさとたまで)駅」で途中下車した。
 駅南口である玉出口から出ると、そこには「玉出本通商店街」がある。

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 短いアーケードである。イメージ 5

 中央付近の右手にスーパー玉出と云うチェーンがある。
 大阪府内に44の店があるとのことで、本社はこの玉出店の直ぐの北側にある。
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 岸里玉出駅から電車で北上すると次の駅は「天下茶屋(てんがちゃや)駅」である。

 駅の東側にアーケードがある。
 「天下茶屋駅前商店街」と云う。
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 大阪メトロ堺筋線の終着駅でもある。

 この辺りまで来ると、昼呑みの店やパチンコ店が現れる。
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 このアーケードを通り抜けると、熊野詣の紀州街道と交差する。

 これを南下すると、旧跡の天下茶屋跡があるので行ってみた。
 豊臣秀吉が住吉大社への参詣の折、お供の千利休にお茶を立てさせたと云うことから天下茶屋の名づけがあると云われる所である。
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 天下茶屋旧跡の近くの駅は岸里玉出である。
 再び岸里玉出駅から電車に乗り、今度は天下茶屋駅をパスし、その次の萩ノ茶屋駅へと向かったのであった。


 萩ノ茶屋駅の東側にアーケード街がある。

 「萩之茶屋本通商店街」である。
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 堺筋へと抜ける商店街で、堺筋を越えると様々な商店街が入り組んだ所となる。
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 萩ノ茶屋駅まで戻り、今度は反対側へと進む。

 ひと区画西にある国道26号線から鶴見橋商店街が始まる。
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 1番街から8番街まである商店街で、約1kmの長い商店街である。

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 その先は阪神高速道路を潜り、「津守商店街」となり、少し歩くと南海電鉄汐見橋線の「津守駅」に到着する。
 駅から電車に乗り、一つ南側の「西天下茶屋駅」で途中下車する。
 駅の直ぐの南に西天下茶屋のアーケードがある。
 先ずは銀座商店街である。
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 短い商店街であるが、スーパーマーケットがあって、賑やかである。
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 スーパーの手前に左折れし、南進するアーケードがある。

 抜け出ると「にしてん」の表示があり、松虫通と交差する。
 これを東へ進むと、大阪メトロの岸里駅となる。
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 ここまで幾つかのアーケードを巡った。
 丁度、昼食時となっていたので、南海駅の「新今宮」へと急いだのであった。
 駅の構内に立ち食いそばの店がある。
 「南海そば」と云う。
 迷った結果、冷したぬきを選択し、チケットを購入したのであった。
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 立ち食いとは言え、全ての席に椅子がある。

 チケットを渡して5分位で呼ばれたので、そばを受け取ったのであった。
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 大阪で「たぬき」と云えば、きつねそばのことである。
 地方により、たぬきは違っているので、これもまた面白いところである。
 出汁は薄いのであまりのインパクトはない。
 その分、甘く炊かれた揚げがアクセントである。
 食べているうちに味に馴染んでくるのは不思議なものである。
 見たままの料理であるが、美味しく頂いて、今回のミニ旅を終了したのであった。