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JR山陽本線の姫路駅で途中下車した。
姫路駅では今まで何度も下車して、周辺を探索しているが、今回は商店街の探索である。
姫路駅の北側の正面出口を出ると、どうしても国宝姫路城が見えてしまうので、先ずは訪れてしまいたくなる。
今回は姫路城に近い公園まで出かけ、その公園に隣接して南下する商店街を探索する。
上図の左から右へと向かう中央の太い道路は大手前通りである。
その一本上(東)にあり、ピンク色で示された通りが、本町商店街とみゆき通り商店街である。
みゆき通りとは、明治時代に接収されていた姫路城の広場にて、当時の陸軍で閲兵式が行われたが、その式に明治天皇が出席するために造られ、それが名付けられたとのことである。
姫路城の大手前公園に隣接しているのが「本町商店街」である。
本町商店街は広い歩道である。
左手に公共施設のビル「イーグレひめじ」もある。
飲食の店もあり、ゆったりした雰囲気である。
直ぐに国道2号線の東行き道路に出る。
その向こうは「みゆき通り商店街」である。
午前中の早い時間帯であったので、人はまだ少ないようである。
更に進む。
ゆったりと進むことができる。
しばらく行くと、大きな道路と交差する。
国道2号線の西行きである。
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道路の向こうにゲートがある。
姫路駅に随分近づいたのか、賑やかとなる。
この辺りでは、別名のアーケードが直交する。
「協和通り」「フラワー通り」である。
姫路駅の建物が正面に見え、みゆき通り商店街は終了である。
駅のホームで「えきそば」をと思ったが、駅前の地下街にも駅そばの店があることを思い出した。
地下街は「グランフェスタ」と云う。
一番街から六番街まであり、「えきそば」は三番街にある。
周りの掲示も眺め、夏限定のメニューの「冷しえきそば」を選択し、カウンターに座ったのであった。
しばらくして出てきた。
具は鰹節、揚げ玉、青ネギ、そして梅である。
正式には「冷し梅かつお」である。
さあ、頂いてみよう。
出汁はもちろんのこと、和風の冷たいものである。
これが中華麺とよくマッチする。
関西ではうどん出汁の温かい「黄そば」というメニューがある。
その冷し版であるが、大量の具と一緒に口にするので、全く違った味となる。
したがって、冷やし中華にように味は濃くない。
和風にふさわしい、おとなしい味で、最後まで美味しく頂いたのであった。
尚、この「えきそば」の歴史であるが、戦後間も無く立ち食いうどんの店を始めた店主であったが、時代が時代、麺の入手に苦労したとのことである。
そして中華麺に辿り着き、現在の隆盛へと繋がっているとのことである。
尚、余談であるが、このえきそばにはカップ麺もある。