1
大阪市内の北部を通り抜けるJR東西線の新福島駅で下車した。
目的地に出掛けるための下車であるが、少々の時間があるので、この駅で降りて昼食と中之島の縦断探索をすることにした。
先ずは昼食である。
新福島駅は地下駅であるので、地上へと上がる。
地上へと出たところの直ぐの裏通りに、牛カツの幟と暖簾が目立つ店があった。
「京都 K牛」という店である。
牛カツの丼は食べたことがないので興味津々、この店の暖簾を潜ったのであった。
店の内部はテーブルが10卓以上もある広い店である。半分程度の入りであった。
「少々時間が掛かりますが、良いですか?」と云われ、「構いません」。
「お好きなところへどうぞ」と案内され、一つのテーブルに座ったのであった。
店の内部はテーブルが10卓以上もある広い店である。半分程度の入りであった。
「少々時間が掛かりますが、良いですか?」と云われ、「構いません」。
「お好きなところへどうぞ」と案内され、一つのテーブルに座ったのであった。
メニューを眺めてみる。
牛カツとライスの組み合わせも美味そうであるが、B級グルメ派としては、ここは牛カツ重の「牛ロースたれカツ重」にしてみようと、注文を済ましたのであった。
牛カツとライスの組み合わせも美味そうであるが、B級グルメ派としては、ここは牛カツ重の「牛ロースたれカツ重」にしてみようと、注文を済ましたのであった。
時間が掛かると云われた通り、10分ぐらい掛かって料理が出てきた。
赤だし付きである。
赤だし付きである。
先ずはたれの掛かったカツを頂いてみた。
真ん中の牛肉の部分は薄い。2mmあるかないかである。
たれの味はウスターソースっぽい。ソースかつ丼に似たりである。
たれの味はウスターソースっぽい。ソースかつ丼に似たりである。
白飯のたれの掛かった部分を食べてみる。
単なるソース味というより、出汁が効いたタレの味を感じる。
単なるソース味というより、出汁が効いたタレの味を感じる。
薄いカツではあるが、一面は結構量が多い。
ごはんと交互に食べつつ、完食したのであった。
ごはんと交互に食べつつ、完食したのであった。
2
駅前の広い交差点は「浄正(じょうしょう)橋」と云う。
そして、更に東へ行くと交差点「桜橋」があるが、それも蜆川の橋である。
しかし、実際に蜆川はこれらの交差点の南100mぐらいの所で、近松門左衛門の曾根崎心中の舞台の現在の北新地の辺りを流れていたと云われている。
浄正橋から南へと進むと堂島川に架かる玉江橋を渡って中之島に入る。
中之島から玉江橋を眺めると、右手に6ch、1008KHzの朝日放送の社屋が見える。
中之島から玉江橋を眺めると、右手に6ch、1008KHzの朝日放送の社屋が見える。
堂島川の左岸(南側)の土手を進むと、建物が無い更地の部分とその先に市立科学館と地下の国立国際美術館があるが、その手前は旧広島藩の蔵屋敷があったところで、大阪府の新美術館の建設予定地となっている。
田蓑橋から東へ向かうと阪神高速道路の高架橋が堂島川を渡っている。
そしてその先の東には、渡辺橋が架かっている。
橋の袂には、一世を風靡した堂島ロールの洋菓子屋がある。
また、橋の南にはフェスティバルホールや朝日新聞のツインタワーが完成している。
更に進むと「大江橋」、そしてその南詰に日本銀行大阪支店並びに大阪市役所がある。
市役所の横を進むと、これも歩行者専用橋の「水晶橋」がある。
島の中には重文の大阪府立図書館があり、その南側の土佐堀川には「栴檀木橋」が架かっている。
少し東へ行くと、これも重文の中之島公会堂があり、その北の堂島川には「鉾流橋」が架かっている。
更に東へ進むと「難波橋(なにわはし)」が中之島を橋桁に架かっている。
この橋はライオン橋と云われるように橋の両側の親柱には阿吽のライオン像が睨みをきかせている。
ライオン橋の東は中之島バラ園である。
バラ園の中には「ばらぞの橋」が架かっている。
そしてバラ園の先には「天神橋」が架かっていて、中之島はここで終了である。