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 松戸市は東京都と隣接する千葉県の都市であるが、名前は良く聞くが、場所は良く知られているとは言えない。
 松戸市と東京都の境界には江戸川が流れている。
そして江戸川の東京側には、寅さんで知られる葛飾柴又帝釈天がある。
 更に帝釈天裏の江戸川縁の船着き場から「矢切の渡し」が松戸側と結んでいる。
演歌で良く知られるようになった矢切の渡しである。松戸とはこのような場所であり、松戸から先、常磐線は柏、我孫子と続き、利根川を渡って茨城県取手市へと入って行く。

 この常磐線松戸駅で途中下車した。
少々時間があったので、昼食と付近の探索目的である。
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 駅前の案内図を見てみるが、近場には目ぼしいものがあまりないが、松戸神社というのがあるようである。
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先ずはこの神社へと出かけて見ることにした。

 松戸駅の西口から、駅に続く大通りを西へ行くと広い道と交差する。
県道であるが、流山街道との名付けられた道である。
この道を南へ行った所に、松戸神社が鎮座しているとのことである。
 駅から10分ぐらい歩いて、神社の一ノ鳥居に到着した。
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 鳥居横に神社の由緒書が掲げられている。
これによると、松戸神社は松戸の総鎮守とのことである。
祭神は、日本武尊(やまとたけるのみこと)で、神社の創建は、日本武尊が東征の折の陣営跡に祀ったものと云われている。
その後、江戸初期に社殿が造営され、御嶽社として崇敬を集め、明治になって松戸神社と改められたとのことである。
 参道を進むと、二ノ鳥居そして人工河川の坂川に架かる神橋「潜龍橋」を渡ると境内である。
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 境内の左手には、拝殿が祀られている。
そして、時期的なものである夏越の茅の輪潜りが設置されている。
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 拝殿の背後には本殿が祀られている。
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 そして、拝本殿の周囲には、多くの境内社が祀られているが、その一つ、本殿裏に浅間神社が祀られているのが目を引く。
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拝殿前に戻る途中、亀の石像がある。

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 拝殿前まで戻ると、拝殿に向かって右手には秋葉神社が祀られている。
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 またその奥に、最近新築されたと思われる神楽殿が祀られている。
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お参りを済ませ、御朱印を頂き、駅へ戻ることにする。
駅との間には、伊勢丹デパート、文化ホールなどがあり、駅前からの商店街と繋がっている。
 駅までの間、昼食店舗は沢山あるが、時間も残り少なくなったので、駅そばでもと思い、駅へ急いだのであった。
 駅構内に「OEDそば」という駅そば店がある。
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何か変わり種のメニューが無いかと思い店頭の掲示を眺めてみた。
「小松菜新生姜天そば」というのがあった。

 かき揚げそばであるが、かき揚げの中身は初めて聞くものである。
これに決め、食券を購入し、店内へ入ったのであった。
 カウンターで食券を出し、待つことほんの少々、そばが渡され、席に着いたのであった。
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かき揚げは揚げ立てでないのが残念であるが、それは我慢しないといけない。

 さあ、頂いてみよう。
 出汁は関東風で濃いめ、好きな濃さである。
そばは断面が丸く、駅そばには多い形状である。
 かき揚げは、小松菜、酢漬け生姜、玉葱のかき揚げである。
少し、酢の味が気になるが、濃い出しとはうまく合う感じである。
 動物性蛋白なしのヘルシーなそばを頂いた次第である。
 新生姜が気になったので、後程、調べてみた。
新生姜とは、ISの新生姜という商品名である。
そしてISとは、栃木市本社の食品の開発、製造、販売の企業である。
 JR発足30周年と、ISの新生姜発売30周年を記念してコラボしたのが、このかき揚げそばとのことであった。