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 JR山手線有楽町駅で、多少の時間があったので、昼食と付近の探索をすることにした。
有楽町駅では何度も下車したことがあるので、目新しいものはないと思うが、とりあえずB級グルメを探してみた。
 駅舎の周りを歩いてみる。
沢山の見慣れた名前の手軽な食事処がある。どの店も安い速いのようである。
駅の東北の角、京橋口付近にカレーの店があった。「C&Cカレー」と云う。
 東京のカレーチェーン店には余りなじみがないので入ってみた。
入口の看板のカツカレーの値段も魅力である。
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 店内は細長く、主としてカウンターが並んでいる。
但し、人数は結構入りそうである。
 セルフ方式である。先ずは表にあったカツカレーで中辛と告げる。「三元豚かつカレー」である。
カレーを受け取り、お代を払って、入り口付近のカウンターについた。
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 盛り付けは綺麗である。
ルウも交じりっ気が無く、透き通っているようにも見える。
 さて頂いてみよう。
味は辛くも甘くもない。中くらいである。
暫らくたつと、辛味とかを感じるのかと思ったが、それもない。
ずっと同じ味である。
 カツは柔らかい。
豚肉は少々薄い。しかしこの薄さが、ルウ、ご飯と絡めて容易に食べることができる。
 量が多くはないので瞬く間に完食した。
手頃なカレーであり、ちょっとした昼飯にはもってこいであると感じた次第である。
 さてこのC&C、コーヒー&カレーを略したとのことである。
レストラン京王が経営していて、現在都内には20数店舗あるとのことである。
良くはわからないが、東京では一番数の多いカレーチェーンであろうか。
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 食事を済まし、さて少し探索してみようと国際フォーラムの横を抜け、馬場先口から皇居外苑に入ってみた。
近くを通ることはあっても中々行かない所である。
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(図の下が北、右が西)

ただっぴろい外苑を内濠に沿って反時計回りに回ってみることにした。

 北へと歩き、今度は西へと歩く。
内堀通りを渡ると、櫓が濠の向こうに見える。濠は桔梗濠と云う。
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本丸から見ると東南方向にあたるので、巽櫓のネーミングがある。

 濠に沿って行くと、警備された門がある。
桔梗門、又の名は内桜田門である。
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 その先は蛤濠と云う。
濠の左手は坂下門である。

そしてその右手に宮内庁の庁舎が見える。

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 濠に沿って南へ方向を変える。濠は二重橋濠と云う。
この濠の突き当りは皇居正門である。正門石橋が架かっている。
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 この位置から右手を見ると、もう一つ奥に橋が架かっている。
橋は二重橋と云う。
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橋は当初、木造の上下二段の二重構造であったので、通称この名で呼ばれる。
現在は鉄橋に架け替えられているので、それにふさわしく正式名称を正門鉄橋と云う。

 この二重橋の奥の右手に伏見櫓がある。
関ヶ原の戦いの前哨戦で、徳川方の京都伏見城が西方の大軍に囲まれ、守将の鳥居元忠以下多くの戦闘員達が自害したと云われる。
その時の血で染まった畳をこの櫓に運び祀ったことから、名前が付けられたと云われている。
 更に南へ行き、外桜田門から退出する。
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出たところがテレビドラマやニュースで見慣れた建物である警視庁である。
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警視庁から門に向かって左手が桜田濠、右手が凱旋濠である。

 凱旋濠に沿って有楽町駅方向に行く。
内堀通りを渡り返すと、右手が日比谷公園となり、左手は日比谷濠である。
濠の向こうに帝国劇場が見える。
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 濠が終わるとそろそろ有楽町駅である。