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福岡市の西鉄天神駅で降りて、地下鉄に乗り継ぐことになった。
時間もあるので、先ずは昼、そして周辺を探索することにした。
時間もあるので、先ずは昼、そして周辺を探索することにした。
駅舎と云っても大きなビルであり、その中にたくさんの昼食処がある。
駅の階段に近いところにうどん屋があった。
駅の階段に近いところにうどん屋があった。
福岡や博多と云うと先ずはラーメンを思い浮かべるが、博多は我が国のうどんの発祥地でもある。
中国の宋の時代に、承天寺の聖一国師という人物が中国からの帰りに、うどんやそばの製法技術を持ち帰ったと伝えられ、承天寺には「饂飩蕎麦発祥之地」という石碑が建てられている。
中国の宋の時代に、承天寺の聖一国師という人物が中国からの帰りに、うどんやそばの製法技術を持ち帰ったと伝えられ、承天寺には「饂飩蕎麦発祥之地」という石碑が建てられている。
先ずは博多うどんを食べてみようと、そのうどん屋「YRうどん」の暖簾を潜ったのであった。
店内は結構広い。
テーブル席や、カウンター席も沢山ある。
窓に向いているカウンター席に腰を降ろし、先ずは注文である。
テーブル席や、カウンター席も沢山ある。
窓に向いているカウンター席に腰を降ろし、先ずは注文である。
博多うどんは、「丸天うどん」と「ごぼ天うどん」がお決まりである。
ここはごぼ天と決めて、店員嬢に注文したのであった。
ここはごぼ天と決めて、店員嬢に注文したのであった。
店の込み具合は6割程度、これなら早く出てくるかな、と思い待った。
5分ぐらいしてごぼ天うどんが出てきた。
ネギと揚げ玉はお好みでということで、カウンターの上に置かれていのを乗せ、さあ頂いてみよう。
先ずは出汁を一口、辛くもない甘くもない、それでいて魚の味が効いている柔らかい味である。
能書きによると、焙煎焼あごを主体に、煮干し、鰹節、うるめ鰯節、さば節などを使っているとのこと。
讃岐うどんにもない、大阪のうどんには勿論のことない美味い味である。
能書きによると、焙煎焼あごを主体に、煮干し、鰹節、うるめ鰯節、さば節などを使っているとのこと。
讃岐うどんにもない、大阪のうどんには勿論のことない美味い味である。
ごぼう天はそのまま置いておく訳には行かない。
先ずは一本をうどんにトッピングしておいて、麺を味わう。
麺は柔らかい。
世の中、うどんのコシがどうのこうのという話題があるが、このうどんはどこ吹く風、柔らかい博多うどんである。
世の中、うどんのコシがどうのこうのという話題があるが、このうどんはどこ吹く風、柔らかい博多うどんである。
ごぼ天は、出汁に浸かって柔らかくなったところを噛み切って食べる。
ごぼうの香りが強い。
ごぼうの香りが強い。
ごぼうを1本食べては、次ぎを鉢に乗せ、麺、出汁、と交互に味わいながら完食したのであった。
2
食事の後は、探索である。
東の中州方向へと歩いてみる。
福岡市役所と警察の間を通り、公園と病院の間を抜けると中州を横切る通りに出る。
那珂川に架かる春吉橋を渡るが、夜ともなればその袂や中州の川縁に沢山の屋台が並ぶところである。
中州の反対側の川である博多川を渡ると、その先に良く知られる神社がある。
祇園山笠や博多どんたくで知られる博多の総鎮守「櫛田神社」である。
祇園山笠や博多どんたくで知られる博多の総鎮守「櫛田神社」である。
初めてなので参拝することにした。
本日は祭でもないのに結構賑やかである。
正面の鳥居を潜ると楼門である。
正面の鳥居を潜ると楼門である。
楼門を潜ると正面は中神門であるが、先ずは左手にある祇園山笠の展示物を眺めてみる。
飾り山笠で「京都五條橋之上」というタイトルである。
通路を挟んで山笠の左手に花本大神というのがが祀られている。
この場所には、芭蕉の句「蓬菜に 聞かばや伊勢の 初便」が掲げられている。
中神門まで戻る。
賑やかな門である。
尚、博多祇園山笠祭は毎年7月に行われる。
中でも7月15日の追い山笠の櫛田入りは祭りのクライマックスである。
中でも7月15日の追い山笠の櫛田入りは祭りのクライマックスである。
櫛田神社の飾り山笠は常設展示されているが、毎年7月1日に作り替えられるとのことで、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
櫛田神社の東は地下鉄の祇園駅である。
この駅から電車に乗ることにするが、この駅の少し東に上述の「饂飩蕎麦発祥之碑」がある「承天寺」がある。
この駅から電車に乗ることにするが、この駅の少し東に上述の「饂飩蕎麦発祥之碑」がある「承天寺」がある。