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 明治神宮の御苑とはどのようなものか見たくなり、山手線の原宿駅で途中下車した。
原宿駅は、明治神宮への外国人を含む多くの参拝者と、竹下通りへ出かけるのであろう多くの若者で結構ごった返している駅である。

駅の横には明治神宮へ向かう跨線橋の神宮橋がある。
これを渡ると大鳥居である。

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 大鳥居を潜り参道を進む。

参道の右半分は歩道の工事がなされている。
恐らくは、もう少しで迎える鎮座百年の、その整備工事の一環であろう。

神橋を渡り暫く行くと左手に御苑の東門がある。
東門はパスして、更に進むと両側に酒樽とワイン樽を祀ったところがある。
酒樽は広く全国から集まってきた酒銘が並んでいる。

その先、参道は左折となる。
大鳥居を潜り進んでゆくと、今度は御苑北門が現れる。
北門には御苑の案内図が掲げられている。

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これをしばらく眺め、北門から入苑した。

 入苑して進んでゆくと右手に「隔雲亭(かくうんてい)」がある。
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 建物の横を過ぎ池まで向かう。
池の水面には睡蓮が見ごろである。
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 池の畔に沿って上流へ向かうと「菖蒲田」がある。
時節であれば花菖蒲が綺麗とのことであるが、もう見納めの時期である。
咲いている花を探し求めたのであった。
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 更に上流へと向う。
上り詰めたところに「清正井」という湧水の井戸がある。
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かつて江戸時代の初めの加藤清正の下屋敷の井戸で、この名が付けられている。

 見どころはこれで終了である。
元来た道を戻り、池から林の中を横断し、東門から退出したのであった。
 そして大鳥居まで戻り、隣にある代々木第一体育館、NHKの放送センタービルをチラ見して、原宿駅前まで戻ったのであった。
 さて、昼ご飯である。

原宿駅前には竹下通りという商店街がある。

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以前に通ったことがあるが、甘ったるい匂いが立ち込めている通りであった。
そこには行きたくはないので、その一本北の道の角まで行ってみた。

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 角の一階に和味餃子の店(なごみと読むらしいが…)がある。
餃子でもよいが、この後、人に会う約束があるので、少し問題がある。
 その店の2階にチャーハン専門店「MM」と云うのがある。
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 チャーハン専門とは、あまり見かけない珍しい店である。
ここに決め、階段を上がりドアを開けてみた。
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カウンターばかりの10数席の店である。
半分ぐらいは埋まっていた。窓際の空いているいるところに腰を掛けて、さあ注文である。

 メニューを開いてみる。
当店一番人気!「あんかけもっチャーハン」というのがど真ん中にあったので、迷わずこれを注文したのであった。
 待つこと5分ぐらいで、スープが出てきた。
写真を撮る都合があるので、一口だけ飲んでみることにした。
スープは生姜の香りがするワカメスープである。
初めての味であったが、非常にと言って良いくらいに美味い味である。
 それから2~3分してチャーハンが出てきた。
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 見るからに美味そうである。さあ頂いてみよう。
その前に、能書きにより、辣油を掛けておこう。
 先ずは餡である。ドロドロと云うよりサラサラの餡である。
溶き卵とレタスが混ざっているようであり、味付けも少し甘い。
餡のベースは自家製の魚介のXO醤だそうである。
 辣油を掛けた部分の味は絶妙となっている。
なるほどなるほど、能書き通りである。
 次はチャーハンである。
チャーハンだけだと、パラパラが売りだそうであるが、餡を掛けてしまっているのでそうはいかない。
しかし、米粒はそれぞれ離れているのは間違いがない。
米粒の間には、米粒大のザーサイや青物(ネギかニラ)があり、具はそれぐらいしか無い。
 動物系は無いので、ヘルシーなのである。
食べている間にも、2人連れの女性客が2組入ってきた。
女性にも人気の店なのであろう。
 餡とチャーハンのバランスも良い。
少し食べ足りないかなと思いつつ、満足して店を後にしたのであった。