1
 電車の発車メロディーが「ブオ~ッ♪、ブオ~ッ♪」と鳴るJR大阪環状線の大阪城公園駅で途中下車し、大阪城域を横断して目的地へ向かうことにした。
 大阪城公園にも紅葉はある。
玉造の門の東南下の市民の森に、沢山のモミジの木が植えられている。
紅葉はどうであろうか? 先ずは眺めてみることにする。
イメージ 1
イメージ 2
 真っ赤に紅葉しているのもある。
そうでなくても趣がある色合いのもある。
暫しの間、楽しんだのであった。
 さて階段を登り、玉造門へと向かう。
イメージ 3
 門には黒い焼け跡も見られる。
門の中は桜広場という。
春には見事な桜が見られるところであるが、現在は紅葉も見事である。
イメージ 4

桜広場を通り、右手に天守閣を意識しながら西へと歩く。
折角の機会であるから、少し寄り道をと、本丸、天守への橋を渡る。
門は桜門と云う。

 本丸広場から天守閣を眺めてみる。
イメージ 5

銀杏を始め様々な木の紅葉が見られるのもこの時期ならではである。

 元に戻り大手門を目指す。
途中、石山本願寺推定地の新しい標柱も建っている。
イメージ 6

この大阪城の場所は、古代には神武天皇が創建した生國魂神社や孝徳天皇の難波宮、蓮如の本願寺、そして秀吉の大坂城と、なにわの中心地であったことを今更ながらに感慨を新たにした。

 大手門を抜け、更に西へと向かう。
官庁街を抜け東横堀川の手前の松屋町筋まで来るとそろそろ目的地である。
 その前に昼食を取ろうと選択したのが、大阪ではそこここで良く見かけるカレーラースの店であった。
その店は「FS上等カレー」と云う。
イメージ 7
                 2
 入口に券売機がある。
カツカレーを選び、店内に入った。
 店内はうなぎの寝床のような店である。
カウンター12~3席のようで、半分ぐらいの入りである。
腰をおろし、食券を渡して暫く待つことになった。カツカレーが出てきた。
イメージ 8

良く見ると、カツは中心線に切り目が入れられている。
このようなカツは、丼やカレーも含めて初めてである。
スプーンで半分に切る必要もなく、一口大で食べ易いようである。
そしてピクルスであろうか、添えられている。

 さっそく頂いてみよう。
 ルウは甘いような感じがしたが、暫くすると後口が辛くなる。
はて、大阪のどこかでこのようなカレーを食べたような…。
大阪のカレーの特徴であろうか?
 トンカツはそう厚いものではない。
一口大なので、ルウも良く絡んでいる。
ご飯、ルウ、カツを同時に上手く口に運ぶことができる。
カツカレーはこうあって欲しいものだと思った次第である。
 何のカンのと云いながら最後まで美味しく頂いたのであった。
 さて、このFS上等カレーであるが、大阪のカレーうどんの老舗「TM」が経営しているとのことで、今の今まで知らなかった。
また上等と云うからには、高価なカレーかな? と思っていて近付き難かったが、値段はとてもリーズナブルであった。
この店のチェーン店は、東京地区から岡山まで展開しているとのことでもある。
 大元のカレーうどんTMの店も大阪には沢山あるので、今度はカレーうどんを食べに行ってみよう。