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 珍しい焼きそばがある。
横浜中華街の「BR」と云う店の支店である。
この店、大阪には幾つかの支店を出している。
 今回は最近新しくなった中之島のフェスティバルタワーの地下食堂街の店に行って見た。
この食堂街、地下とは云えフェスティバルタワー側の通路には階段があり、そして上空吹き抜けになっていて、オープンカフェが楽しめるようにもなっている。
 さて、BRである。
一列奥へ入った所にあるので、普通の地下食堂街の一店舗と同じである。
昼時になると混み合ってはいけないので、正午少し前に入った。
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店内は6分ぐらいの埋まりようである。
一人なのでカウンターへと案内され、座ったのであった。

 さて注文はと云うと、勿論のこと「焼きそば」にした。
「大も小もありますが?」と聞かれたが、量が分からないので「普通でお願いします」と、暫く待つことになった。
 5分ぐらいして、出てきた。
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白い皿の上に焦げ目を付けた麺がどら焼き状態の様に盛り上がっている。
写真で見る通りである。

 麺の一部をめくってみる。
その下に、ドロリとした餡が閉じ込められている。
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餡は豚肉、モヤシ、玉葱、ニラなどが確認できるが、それ以外は分からない。
そして餡の下には麺が敷き詰められている。

 なるほど、麺で餡をサンドイッチして、麺の片面を香ばしくするために焼き目を付けているのか?と思った。

 さて頂いてみることに…。

餡は少し甘めである。
甘い味は段々と慣れてくるので、終り頃にはちょうど良い感覚になる。

餡と麺を混ぜながら食べる。
焦げ目のある上部の麺と混ぜると、硬い焼きそばの味と感覚となる。
底の柔らかい麺と混ぜ合わせると今度は餡かけ焼きそばの風味となる。
なるほど、2つの風味が1つの料理で味わえることを狙っているのであろうか?

 納得しながら、最後まで完食したのであった。
そして量は手頃であったのである。
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 さて今回の中之島フェスティバルタワーであるが、2年と少し前にオープンされたものである。
メインは前代のフェスティバルホールの生まれ変わりであるが、この時代であるから高層ビル化して多くの店や、オフィスが同居できるようなビルとなっている。
 正面を入ると赤い絨毯が敷かれた階段が上方に続いていて、コンサートホールの高級感を演出している。
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 聞いて見ると、フェスティバルタワーは39階の高層であるが、一般見学は13階に展望テラスがあるとのことで、行ってみた。
低いので景色はあまり良くないが、すぐ西側の朝日新聞大阪本社を取り壊して、現在は建設クレーンが上がっている。
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朝日新聞本社を新しくすることが主旨であろうが、これも建築済みの今回訪れたタワーと同様の高層ビルなので多くの店舗や事務所などが入るのではと思われる。
竣工は2年後とのことであるが、完成すると高層ツインビルの中之島フェスティバルゲートができるのであろう。

この中之島は東にバラ園と公会堂や図書館の文化施設、そして大阪市役所、御堂筋を挟んで日本銀行、そしてその西隣からはビジネスビルが建っている。
その西の四ツ橋筋の手前に今回のフェスティバルタワー、四ツ橋を挟んで建築中のタワーウエスト、そしてその西もビジネスビルとなり、関電本社の高層ビルもある。
更にその先は、国際美術館や科学館、大阪大学があり、その先は大型ホテルと国際会議場となっている。
ビジネスや文化そして行政など、多彩な中之島は今後もさらに進化すると云う様相である。

 しかし後で建つビル程高さが高いようである。
そのせいで乱杭状態となっていて、整然とはしていないところが少し気になる。
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やむを得ないことではあろうが、都市の景観と云う観点も欲しいものである。