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 今回もJR大阪駅での途中下車である。
大阪駅駅舎の御堂筋を挟んだ東側に昔からの新梅田食堂街と云う数10店の食事処がある。
店舗の入れ替わりはあるのであろうが、昔から営業している店もある。
 普通ならば、ここでうどん・そばなどの軽い物を食べて昼食とするのであるが、今回は何か変わったものをと、何本かの通りを順番に歩いてみた。
 「ボルガ」の看板が出ている店がある。
ボルガライス?、どこかで聞いた事があるような料理である。
店の名は「OSGL」、写真を見てみると、トンカツがオムライスの上に乗っかっている。
そしてドミグラスソースが掛けられていて、美味そうである。
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 この店に決定して中に入ると、上手い具合にカウンター1席が空いていた。
腰を下ろして先ずは注文である。
 待つこと5分くらいか?、出てきた出てきた…。
ボルガライスの乗った皿が一つ、併せて味噌汁一杯が前に置かれた。
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 まず最下層には白ごはん。
それをオムライスの様にふわふわ玉子焼きで包んでいる。
その上に包丁を入れたトンカツ。
そして大量のドミグラスソース。
横にキャベツの千切りが添えらえている。
 なるほどこれがボルガライスか…、何だか子供用の料理の様な感じである。
 どうやって食べるのだろうか…?
ライスと玉子焼きとトンカツを一度にスプーンで掬って食べるとしたら、かなり難しい。
とりあえず端からそれぞれにソースを掛けながらそして掬いながら頂いたのであった。
 味であるが、ドミグラスソースが決め手であろう。
美味しく頂いたのであった。
 新客が入れ替わり入ってくる。
7割方は「ボルガ」と注文している。
人気店であろうか? 得したような感じになった。
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 ボルガライスなるものを調べてみた。
Webの記事によると、福井県越前市(元の武生市など)発祥のご当地グルメである。
越前市内には20程度のボルガライスの提供店があるという。
 名前の由来は、諸説ある。
ロシアのボルガ川流域でこの料理によく似た物を見たという情報から名付けたといわれる説、イタリアのボルガーナ地方で似たような料理を食べたと云う説があるそうである。
 またこれを最初に考えて売り出した店も何店かあって定かではないが、今から遡ること30年程度前が発祥と云われている。
 このボルガライスには、「日本ボルガラー協会」という応援団がついている。
メンバーは越前市民など10人で、この越前のB級グルメを全国に発信しようと尽力しているそうである。
 また日本ボルガラー協会はこのボルガライスの定義を「ごはんの上に玉子焼きが乗っかり、その上に更に豚カツが載っているものである」と云っている。
この決まりさえ満足すればボルガライスと称していいことになっている。
店によっては、オムライスのご飯がチャーハンやピラフだったり、白ご飯でもオーケーである。
またソースはトマトソースやドミグラスソース、さらには中華の餡だったりと、独自性を出しているようである。
 確か以前にテレビで見たような気がしてきた。
テレビでは、越前市の学校給食にも出されていると云っていたように思う。
子供たちの喜ぶ顔が映っていた。
越前市挙げての取り組みなのであろう。
 さて、大阪駅周辺はどんどんと新しくなってゆく。
特に駅の北側である。
 北ヤードの第1期工事が終わり、現在はグランフロントの愛称で、連日大賑わいを見せている。
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次は第2期工事である。

 2期工事の現場の更地化は既に終わっている。
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そして2期工事では、防災機能を備えた緑豊かなオープンスペースの確保と高質な都市空間の実現。
更には関西国際空港へのアクセス機能強化を、鉄道の地下化と移設、更に新駅設置により実現するべく、色々な街づくり案が協議されているとのことである。