街角いろはウオッチングも最終まで終えることが出来た。
主に京阪奈の難読地名を取り上げて、その街角の歴史や現在の様子を見てきたつもりであるが、上手く行ってるかどうかは、読んでいただいている方々のご批評を待ちたいと思う。

思えば、第一作「京阪奈いろは巡礼」では、寺社をいろは順に訪れた。
ピンポイントで訪れるだけであるので、話題は豊富ではない。
アレコレ物語を創作して載せてみた。
歴史家の諸兄から見ると、何を馬鹿なことを…、と云うのが多々あったとは思われるが、素人に免じてお許し頂きたい。

いろは巡礼は点のウオッチングであった。

次は「街道いろは探歩」であった。
点から広げて今度は線のウオッチングとなった。
こうなると話題にしたいものがたくさん出てくる。
順序立てて追っていくだけで、背一杯となってしまったことは否めない。

そして3作目を考えた。
点、線と来たので、今度は面のウオッチングであろうと…。
「街角いろはウオッチング」に取り組んだ。
街の数は沢山あるので、絞るために難読地名の所を探して街歩きした。
しかし街全体をウオッチングすることは難しい。

街の成り立ちや現状はどうかと云うことの表面に触れるだけが背一杯で、これもあまり深いところまでは行けなかった。3作を通じて現在の街や人同士の横の繋がり、歴史的な時間の繋がり、人の有り様、生き様は云い得て妙であると感じた。

3作まで来たと云うことで、自己満足ながら区切りとさせていただく。
お読みいただいている方、頂いた方には、大いに感謝申し上げる。

藤白 拝